アクチュエータの迅速な納品により、ガスパイプラインが早期に完成
ロトルクが合計82台のGPアクチュエータ(大型の空気式バルブアクチュエータ)を迅速に納入したことにより、天然ガスパイプライン(Gas Authority of India Ltd社所有)が、当初の予定より数ヶ月も早く完成しました。このパイプライン全体で見ても、82台という台数は、1つのメーカーが供給する台数としては最大になります。
イタリアのルッカにあるロトルクフルードシステムズの工場で製造されたGPアクチュエータは、インドのバルブメーカーに納品され、Kochi-Koottanad Bangalore-Mangaloreパイプラインプロジェクトのフェーズ2で設置されました。アクチュエータは、直径30インチ、長さ879kmのパイプラインに沿って取り付けられたESD(緊急遮断)用ボール弁(地上設置及び埋設)を操作しています。なお、このパイプラインは、インド南西海岸のコチにあるPetronet社が新たに建設した年間容量500万トンをほこる液化天然ガス輸入ターミナルを起点としています。。
契約に従い、ロトルクは、ESD用のガス貯蔵タンクと、キャビネットにリミットスイッチや制御装置を取り付けた状態のアクチュエータを提供しました
GPアクチュエータは、複動またはスプリングリターン式であり、トルクは最大600,000 Nm (5,000,000 lbf-in)です。また、IP66M/67M、ATEX94/9/EC、PED 93/27/ECへの適合認証を取得しており、SIL2及びSIL3定格の安全システムにも適しています。