ロトルクのRHSが水処理プラントにおけるバルブのアクセス問題を解決
最近行われた米国カンザス州オレイサにある第二水処理プラント(飲料水処理施設)の復旧工事では、他社製のアクチュエータからロトルクIQ3インテリジェント型電動バルブアクチュエータに交換致しました。
重力ろ過プラントでは、18台のバタフライ弁が連絡通路の下に設置されているため、人が立ち入りにくく、アクチュエータを操作することが困難でしたが、ロトルクの新型アクチュエータとリモートハンドステーション(RHS)を導入することにより、この問題を解決致しました。
RHSは、アクチュエータと全く同じスイッチ、表示ウインドウ、制御インターフェースを採用しており、通路に設置することもできるため、ユーザーは通路下のアクチュエータを快適かつ安全に、操作したり、診断を行ったり、設定を行ったりすることができます。
RHSは、アクチュエータから電源を供給できるだけでなく、Oリング材質のシール、密封度IP68、ダブルシール構造、といった(アクチュエータと)共通の特徴を備えています。通常通りにアクチュエータとRHSを配線するだけで動作環境に適した通信を行うことが可能です。なお、配線は最大で100メートル離れた地点から行うこともできます。
基本的な操作や表示しかできない代替機器とは異なり、RHSはアクチュエータの全機能を保持しているため、アクチュエータと全く同じウインンドウで、バルブのトルクや使用状況等の診断データを表示します。
携帯式のロトルク設定器(Bluetooth®無線通信対応)を使用して、上記のデータをダウンロードしたり、パソコンに転送することもできます。ダウンロード・転送したデータは”ロトルクInsight2”という診断ソフトを使って解析することができ、アセットマネジメントに役立てることができます。
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