マレーシアの石油・ガス産業活性化プロジェクトにロトルクのアクチュエータが採用される

22/05/2014


マレーシアの石油・ガス産業活性化プロジェクトにロトルクのアクチュエータが採用される

ロトルクは、マレーシア南東海岸にあるPengerangターミナルでのプロジェクトに、最新型のIQ3インテリジェント電動アクチュエータ700台を提供しました。

Pengerangターミナルは、ジョホールバル市の付近にある500万平方メートルのターミナルであり、マレーシア国内によりダイナミックで先進的なガス産業を作ることを目的とした国家の経済変革プログラムの一部なのです。

本プロジェクトのフェーズ1A完了に伴い、新しい輸入桟橋や貯蔵タンク施設の流量制御用ゲート弁を操作するため、274台のIQ3防爆アクチュエータ(ロトルクギア製のIBベベル減速機を搭載)が据え付けられました。なお、これらのアクチュエータの監視と制御は、8台のパックスキャンP3 マスターステーション(120チャンネル。ホットスタンバイ仕様)が行っています。さらに、このマスターステーションは、現場にある3つのキャビネットに収容されており、横河電機の中央SCADAシステムに繋がっています。

ロトルクのIQ3アクチュエータには先進的なデータロギング、診断及び通信機能が備わっているため、高度な機能を実行したり、資産管理に役立てることができます。このような革新的なアクチュエータがリリースされたことにより、現場や、パックスキャンP3ネットワークを介して、さらには制御ルームでより多くのデータにアクセスすることが可能となりました。パックスキャンP3は、タンクファームのような広大な環境でバルブを駆動することを想定した設計となっており、ネットワークが冗長化されているため、安全に現場との通信を確立することができます。各ネットワークは、リピータなしで、最大20kmの距離から最大240台のフィールド機器を制御・監視することができます。

お客様が過去にロトルクの製品やサポートを利用されたこともあり、今回のプロジェクトで当社の製品を採用して頂きました。DIALOG社のTanjung Langsatタンクファームでは、サービスマンの現場サポートやロトルクマレーシアの購入後サポート等もあり、300台を越えるIQ3アクチュエータ(パックスキャン搭載)が、5年近く正確に作動しています。Pengerangタンクターミナルのプロジェクトでは、中国のバルブメーカーが注文を受け、ロトルク上海が製品を提供しましたが、パックスキャンの注文についてはロトルクマレーシアが承りました。