ロトルクがNorthern Lights(ノーザンライツ)プロジェクトにアクチュエータを提供
ノルウェーの「次世代」二酸化炭素回収・貯蔵プロジェクトに、ロトルクの電動アクチュエータが選定されました。
ロトルクは、ノルウェー国内の必要不可欠且つ独自の産業脱炭素プロジェクトにIQ3とスキルマチックSIアクチュエータを提供するための契約を締結しました。
Northern Lightsは、世界初のオープンソースCO2の輸送・貯蔵インフラを開発しています。これは、欧州の脱炭素化に向けた大きな第一歩であり、また、この種のものとしては初の事業であり、将来の同様のプロジェクトの先駆者となるものです。
ノルウェー及び欧州連合の長期気候目標を達成するために、「Longship」と呼ばれる本格的な二酸化炭素回収・貯蔵(CCS)プロジェクトが、2024年までに稼働する予定です。Northern Lights社は、この本格的な事業の一環として、CO2輸送・保管サービスを提供しています。
液化炭酸ガスが産業用炭酸ガス(CO2)回収現場からノルウェー西岸の陸上荷役ターミナルまで運ばれると、処理が開始されます。
荷役ターミナルでは、船舶から中間の貯留タンクまで液化炭酸ガスを輸送しています。そこから、液化炭酸ガスはパイプラインによって沖合100Kmまで輸送され、注入の上、海底2.6kmの塩水性滞留層に安全且つ恒久的に貯留されます。
スキルマチックSIアクチュエータは、陸上の荷役ターミナルのCO2貯留タンクアプリケーションに使用されます。SIは高機能アクチュエータであり、ESD(緊急遮断)時には、バルブを閉じてシステムを保護します。
IQ3アクチュエータは、安全システムの厳しい要件に従って適宜、パイプライン沿いの遮断弁を操作しています。Equinor社は、過去に沖合の石油&ガス設備でロトルク製品を使用した経験に基づいて、ロトルクの堅牢で安全且つ信頼性の高いアクチュエータを選択されました。なお、IQ3アクチュエータは2023年に取り付け予定です。
Northern Lights社のプロジェクトのサプライチェーンが重要な戦略目標として、「ゼロメンテナンス」を掲げていました。ロトルクのフロー制御ソリューションには数十年間積み上げてきた確かな実績があり、本プロジェクトに最適でした。
Northern Lightsのプロジェクトは、エネルギー転換を支援するロトルクの取り組みと一致しています。ロトルクは引き続き、事業の最適化、効率の向上、リスクの低減等、次世代のCCSプロジェクトの根本的なニーズに重点を置く予定です。
IQ3レンジアクチュエータの詳細はこちら
スキルマチックSIアクチュエータの詳細はこちら