ロトルクシーシェックが産業エリア及び防爆エリアの分散制御システム向け制御装置をリリース

13/02/2015


ロトルクシーシェックが産業エリア及び防爆エリアの分散制御システム向け制御装置をリリース

産業エリア及び防爆エリアのBAS(ビルディングオートメーションシステム)の益々多くのアプリケーションで、高い性能と使い易い制御システムが要求されるようになりました。VAV(可変定風量装置)やCAV(定風量装置)システムだけでなく、圧力、温度、湿度を現場で制御することで、遠隔制御装置に接続する必要がなくなりました。

空気の流量制御は、近代的な建物や産業施設において、コストパフォーマンスが良く環境に優しい換気を行う上で重要です。現場でエアダンパーの動作を制御することで、部屋の使用時でも、あるいは空室状態でも、室内への空気の流れを最適に制御することができます。

ロトルクシーシェックのExReg-V(防爆エリア向け)及びInReg-V(非防爆エリア向け)制御ユニットでは、最小限の外付け部品しか必要としませんので、HVACシステムの制御をスムーズに行うことができ、同社は、このような製品をリリースすることでソリューションを提供しているのです。ExReg-Vの姉妹版であるExCos-Vセンサーは、産業用及びセーフティクリティカルな換気システムにおいて、空気の流量や速度を測定したり、監視することが可能です。

また、上記の類いの場面では、現場で水混合弁や分流弁(2、3方弁)を制御・駆動することにより、必然的にメンテナンスが厳しく制限されているような建物や環境において、温度や湿度を制御することができます。このようなアプリケーションの具体例として、ある一定基準を超える温度や湿度に曝されると、生命や健康及び資産を脅かす恐れのある温度や湿度に敏感な物質を製造・保管する場合等が挙げられます。このような場合、ExReg-DやInReg-D制御装置を、ExPro-CTやExPro-CFセンサーと併用することがソリューションとなります。

新型のExReg 制御ユニットは、ATEX zones 1,2,21 & 22等の防爆エリアで幅広く使用されているExCosやExBinセンサーを基に開発されており、PID制御構造を内蔵したコンパクトな設計を特長としています。またパラメータ化のプロセスも簡単で、標準のアプリケーションに関しては、自動的にパラメータが定義されています。本システムでは、多くの設定やダンパーの特性が予め定義されていますので、特に、スタートアップの際に役立ちます。

ExCosやExBinシリーズと共通の特長として、本質的安全配線が不要、実測値表示、LEDディスプレイによる状態表示等が挙げられます。ExRegは市場基準と電気的・機械的互換性があり、24VACまたはDC電源対応、及び環境保護等級はIP68です。

ロトルクシーシェックは30年以上に渡り、石油&ガス、(海上及び陸上)、造船、化学、薬品、水処理等の様々な産業分野において、BAS向けの電動防爆制御製品を提供して参りました。このような最新の製品を開発することにより、ロトルクシーシェックの防爆制御製品の製品展開が更に広がりました。なお、サポートは防爆アプリケーションの経験が豊富な世界各国のエンジニアが担当致します。

ExReg HVAC制御システムに関する詳細はこちら