新設製油所にロトルクのSIL認証IQ3バルブアクチュエータ設置決まる

31/01/2018


新設製油所にロトルクのSIL認証IQ3バルブアクチュエータ設置決まる

イラクの国営石油会社のプロジェクトであるカルバラー製油所(現在建設中)で、液化ガス、ガソリン、軽油、燃料油、ジェット燃料、アスファルト等の生産量を最大化するため、最先端の精製プロセスと自動制御を導入しました。

2020年の開業時には、この製油所で一日40,000バレルもの原油を精製する見込みです。生産については、増え続けるイラク国内の需要を賄い、そして、石油精製品の輸出を現行より減らし、最新の国際基準を満たす見込みです。

IQ3は、危険環境下の自動フロー制御システムに用途を特化して設計された非貫通インテリジェント電動バルブアクチュエータであり、ロトルクは、カルバラー製油所で使用するため、このアクチュエータを大量に発注しています。また、IQ3には、診断機能やアセットマネジメント機能があり、この機能によって、製油所をより正確で効率的かつ安全に稼働することができるのです。バルブのトルク分布等、アクチュエータのデータロガーに保存されている様々な動作データをダウンロードして解析することもでき、予測保守やプラント性能の最適化に活用することができます。

重要区域では、アクチュエータは、SIL(安全度水準)2のESD(緊急遮断)を行います。SILシステムは、世界中で認知されており、安全計装システム(SIS)の要件を明確にするものです。ロトルクは、フロー制御産業において、この技術の最前線を歩んでいます。IQ3の場合、単体で最高SIL2までの安全計装システムに、2台で最高SIL3までの冗長化システムに使用することができ、認証を取得しています。

これらのアクチュエータはロトルクのSIL安全モジュールを搭載しており、このモジュールによって標準IQ3の制御盤を監視・診断し、冗長化制御を行っています。外部表示接点は、アクチュエータの状態と安全機能の動作状況を遠隔表示するだけでなく、現場のアクチュエータの画面にもこれらのデータを表示します。

 

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