フォートヒルズ・オイルサンド開発においてSuncor社との契約を締結
カナダのカルガリーにあるロトルクの拠点が、Suncorエネルギー株式会社がアルバータ州アサバスカ地区で実施している”フォートヒルズ・オイルサンド鉱山プロジェクト”用に、42インチ、48インチ、60インチのゲート弁にIQ3インテリジェント電動アクチュエータを取り付け、提供しました。
Suncor社はロトルクの海外拠点とも取引・協力体制を確立しており、今回の契約はそのうちの一つに当たります。
カルガリーの現地拠点から納品した電動アクチュエータに加え、イタリアと韓国の拠点からCPレンジとGPレンジの空気式アクチュエータを1000台以上納品致しました。
抽出、泡処理、水力輸送及び1次精製、瀝青・懸濁液・水や蒸気の処理の際に、アクチュエータが、ゲート弁、ボール弁、トリプルオフセット弁の操作を行い、流れを制御しました。
Suncor社は、カナダを代表する総合エネルギー会社です。ロトルクは、30年以上に渡ってSuncor社と取引を行っており、過酷な動作環境でも機能する信頼性の高い製品とサービスを提供して参りました。また、ロトルクサイトサービスによる現地サポートを受けられることもあり、こうした利便性と”確かな信頼”が、フォートヒルズプロジェクト用の機器として、弊社アクチュエータをご選択頂けた大きな要因であると考えています。
ロトルク製品特有のバルブのトルク分析機能やデータロギング機能は、フォートヒルズのアセットマネジメントに役立つ機能であり、Suncor社の最新の技術と、テーリング(水、砂、粘度、残留油)管理及び再生プロセスの手順を活かした設計となっています。
2017年の第一四半期には石油の精製が開始され、12ヶ月以内に予定生産量(一日あたり180,000バレル)の90%を達成する見込みです。また、鉱山の寿命は、現在の生産率で約50年と予想されています。
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