Rotork electric and fluid power actuators supplied to oil production site in the Middle East
中東の石油精製所で使用するため、ロトルクが250台を超えるIQ3インテリジェント電動アクチュエータ(90度回転用減速機IW搭載)と、GP過酷条件用スコッチヨーク空気式アクチュエータ5台、及びSI電油式アクチュエータ5台を提供しました。
これらアクチュエータは世界最大級の原油及びコンデンセート輸出業者の遠隔地のヘッダーのアプリケーションに設置されましたが、この現場は同国で新たに建設された現場の1つです。原油は遠隔地のヘッダーマニホールドから最寄りの製油所まで移送され、さらに処理されますが、設置されたロトルクアクチュエータは、この原油の流量を制御するために使用されます。
ロトルクのIQ3マルチターンアクチュエータでは、直感的なユーザーインターフェースや先進的な二層構造ディスプレイから取得したバルブの状態や作動状態に関するデータを詳細に解析することが可能です。このようなアプリケーションでは、IQ3にIW減速機(90度回転用ウォーム減速機)を搭載して設置され、トルク出力は最大826,888 Nm (609,881 lbf.ft)に達します。なお、IW減速機は、本質的セルフロック設計且つ低リード角のギア機構を内蔵しています。
ロトルクの空気式90度回転用アクチュエータGPは、オンオフやモジュレーティング時に回転動作を提供します。GPは耐食性の高いシリンダーを搭載しており、出力トルクは最大600,000 Nm (442,500 lbf.ft)です。
SIレンジのインテリジェント自立型電油式アクチュエータは、電動フェイルセーフ駆動や2位置制御及び位置制御にユニーク且つ信頼性の高いソリューションを提供します。SIにはスプリングリターン式と複動式の2種類をご用意しており、リニア式の場合のスラスト出力は1.5 ~3,850 kN、90度回転用の場合のトルク出力は65~ 600,000 Nmです。
上記アクチュエータに加え、お客様よりロトルクマスターステーション5台の注文を頂きました。マスターステーション1台で、1つのネットワークに組み込まれた最大240台のアクチュエータを制御することが可能です。また、大型のタッチスクリーンインターフェースを搭載しているため、現場の状況が確認し易いというメリットもあります。ロトルクマスターステーションは完全なホットスタンバイ仕様であり、全く同じインターフェース(CPU、電源、ディスプレイ、ネットワークインターフェース、制御インターフェース)が2つ存在しています。
ロトルクミドルイーストがこれら製品を石油生産施設に提供致しました。バルブメーカー、EPC、エンドユーザーに対する購入後サービスについても、ロトルクミドルイーストが管理を担当しています。
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