ロトルクギアが中国の海中バルブ業界と重要契約を締結
ロトルクギアが、中国の海中用バルブ産業の歴史上重要な契約を締結しました。
2012年、中国政府はインセンティブ制度を打ち出し、国内のバルブ製造業界に、海中用バルブを開発しこれまで海外メーカーが独占してきた市場に商品やサービスを提供するよう働きかけました。ロトルクギアは、自社の中国工場を介して、海中用バルブの生産に携わる中国のバルブメーカーとの協力体制を確立し、30年に渡る海中用減速機の設計・製造経験を活かして技術的なサポート及び設計上のサポートを行いました。
この度の契約により、渤海にある天然ガスパイプラインのダブルブロックアンドブリード弁にWGSシリーズの海中用減速機2台を取り付けました。8インチClass 600のバルブは、綏中県のSZ36-1油田を結ぶパイプラインの水深30mの地点に設置されており、中国海洋石油有限公司(CNOOC)が運転しています。
90°回転用減速機WGSは、過酷な使用条件向けの海中用減速機であり、テーパーローラーベアリングで支えられたウォームシャフト、強固な合金鋼製ウォームスクリュー、メンブレンまたはピストンタイプの圧力補償器を特長とし、水深を問わず操作することができます。減速機には開度指示計、ROV用レセプタクル(入力側に、垂直/水平方向に取り付け可能)、手動操作用のハンドルを取り付けることが可能です。WGSは、ギア比の種類が豊富であり、セルフロック機能も有しています。また、永久潤滑されており、最高トルクは500,000 Nmです。