ロトルクが制御システムの自動化契約を締結し、Lynemouth発電所の脱二酸化炭素プロジェクトを支援

21/06/2018


ロトルクが制御システムの自動化契約を締結し、Lynemouth発電所の脱二酸化炭素プロジェクトを支援

ロトルクは、ノーサンバーランド州にあるLynemouth発電所の脱二酸化炭素プロジェクトをサポートしており、バイオマスを積載する貨車に完全自動式空気式制御システムを提供する契約を受注しました。

貨物車両メーカーのGreenbrier-Astra Railとリース会社のNaccoは、GB Railfreightに50台のホッパーワゴンを提供し、Lynemouth発電所から受注したバイオマス運搬契約を支援しました。このワゴン1台の積載量は70トンで、Tyne港からLynemouth発電所まで、1週間で37,000トンものバイオマスを輸送します。

ロトルクの自動積み下ろし設計により、あらゆる制御装置や、ハンドバルブ、ビジュアルインジケータを1箇所に設置することができ、安全で使い勝手のよいワゴンとなっています。上下のホッパードアの開閉は、線路際の磁石からセンサーで磁気を検知し、バルブにより行っています。この革新的な設計により、傾いたワゴンの安全装置を作動させることもできます。


完全自動化の制御システムであるため積み下ろしが速く、システム作動中は手動操作を行う必要がなく、見ているだけで良いのです。また、このワゴンは高精度設計であるため、別途設定を行わなくても、切り離したり、傾斜角度を変更することができます。

Lynemouth発電所は、1972年に稼働を開始しました。この発電所は、元々はAlcan社が、隣接するLynemouth精錬所にアルミニウム生産用の電力を供給するために建設・運営していました。

この発電所は、2015年に石炭の燃焼をストップ、現在では再生可能なバイオマスを燃焼しています。これによりNational Grid社に最大390メガワットの低二酸化炭素電力を提供することができますが、これは450,000世帯分の電力を賄うのに十分な発電量です。

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