ロトルクアクチュエータが、大型の北京大興国際空港で非常に重要なフロー制御を提供

25/02/2022


ロトルクアクチュエータが、大型の北京大興国際空港で非常に重要なフロー制御を提供

北京で2つ目の国際空港である北京大興国際空港に、130台を超えるロトルクアクチュエータを設置しました。このような大規模な設置は、China Aviation Oil社と既に協力関係を築いていたために、実現したものであり、同アクチュエータは、北京首都国際空港と北京大興国際空港でジェット燃料の供給量を制御しています。北京首都国際空港では、1999年からロトルクのIQアクチュエータを使用しています。

北京大興国際空港は、世界最大空港の座を競い合っている空港であり、同空港には現在、4つの滑走路と、700,000m²にも及ぶターミナルビルがあります。ロトルクアクチュエータは、タンクファームのリリーフ弁を制御するなど、同空港で複数の役割を担っています。これらアクチュエータは、圧力が蓄積されて危険な状況が発生した場合に、バルブを開いて圧力を逃します。ポンプ室、オイルタンク、オイルステーション、そして着陸場の地上井戸にはIQ3とIQT3の両方が使用されており。これらアクチュエータがゲート弁、ボール弁、プラグ弁、バタフライ弁等の様々なバルブを操作しています。また、オイルタンク及びオイルステーションでは、電源断時のフェイルセーフ機能を備えた電油式リニアアクチュエータを使用しています。

これらのアクチュエータは、汎用フィールド制御ユニットを組み込んだパックスキャンループにより、繋がっています。なお、パックスキャンとは、アクチュエータの遠隔制御用の冗長ループネットワークのことであり、独自のループバック機能と診断機能によりメンテナンスやサービスが格段に容易になることから、このネットワークが選定されました。空港のような、故障や遅延によって、何百人もの人が退去させられる恐れのある環境では、信頼性を向上させ、保守の時間を短縮することが必要不可欠です。さらに、お客様からは、アクチュエータをパックスキャンループに接続することができ、さらに他メーカーのアクチュエータも組み込めることが称賛されました。

ロトルクサイトサービス(RSS)は、現場に設置したアクチュエータの操作及び保守・点検方法を確実に理解してもらえるよう、北京大興国際空港のエンジニアと密に連携をとり、トレーニングを行いました。

 

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