最適なステム受け入れ径とトルク出力を誇る新型のQバルブアクチュエータ
ロトルクはIQレンジ非貫通型インテリジェント電動アクチュエータのシリーズに新モデルをリリース致しました。この新型アクチュエータは、水道・排水処理産業で使用されるバルブや放水路の自動化に最適なバルブステム受け入れ径とトルク出力を兼ね備えており、低コストでこれらを自動化することができます。
新型のIQ19アクチュエータは、最大で直径51mm(2インチ)のステムを受け入れることができ、トルク出力は最大で135 Nm (100 lbf.ft)、出力速度は50Hzで最大72rpm(60Hzで86rpm)を誇ります。こういった特長を兼ね備えているため、数多くの放水路、水門、ゲート弁の操作に必要な条件を満たすことができるのです。
このアクチュエータは、データロギング機能等、高度な信頼性と機能及びアセットマネジメント力を備えており、ロトルクIQ marqueはこのことで非常に有名です。バックライト付きディスプレイには、ユーザーに分かり易い多言語対応のセットアップ及び設定メニュー等、たくさんの情報が表示され、無線通信による試運転、通信、様々な機能表示の際に使用します。現場での開度表示、バルブやアクチュエータの状態、アセットマネジメント情報、動作診断情報等はダウンロードしたり、アクチュエータの画面で直接確認することも可能です。バルブのトルクや使用状況の詳細及びログがグラフ化され、その画面がプラントに表示されます。そのため、リアルタイムでアクチュエータから直接解析を行ったり、制御ルームで解析を行うことができます。また、バルブの予防メンテナンスの必要性及びその要件が明確に分かるため、突発的なプラントの中断や、疑心暗鬼なメンテナンスによる一時中断を防止することができます。
筐体はIP66又はIP68の防水・侵水性を有するダブルシール構造であるため、端子部分のハウジングカバーを外して現場で作業を行っている最中であっても、最高の信頼性を発揮し、内部の電気部品を外部環境から永久的に保護します。アクチュエータの小型かつ頑強な筐体には、現場操作用ノブ(「開/閉」、「現場/停止/遠隔」)が、本体を貫通することなく磁石で内部スイッチに取り付けられているため、耐環境性が更に強化されています。モータ優先機能を備えた緊急用の手動操作用ハンドルが標準搭載されています。
IQ19は、全産業の標準である3相電源に対応しており、ロトルク独自のPakscan (有線・無線)は勿論、Foundation Fieldbus®、Profibus®、HART®、DeviceNet®といったオープンバス通信にも対応しています。
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