電動インテリジェントアクチュエータが韓国の石油化学プラントにフロー制御を提供
韓国Daesanにある新設の石油化学プラントに、100台を超えるIQマルチターン及びパートターン電動インテリジェントアクチュエータが設置されました。IQアクチュエータは、エチレン、ポリエチレン、プロピレンを生成する同プラントにて、フロー制御を提供します。
本プロジェクトはHyundai Oilbank社とLotte Chemical社との共同プロジェクトであり、韓国の首都ソウルから50マイルのところに設立されています。この新設プラントでは、年間で750,000トンのエチレン、750,000トンのポリエチレン、400,000トンのプロピレンを生成する見込みです。これらの化学物質は、プラスチックや合成ゴムの製造に使用され、プラスチックや合成ゴムは自動車部品や、その他工業製品(梱包材、パイプなど)の製造に使用されます。IQアクチュエータは、プラント内のクラッキングユニットに取り付けられ、生産過程の中心的原材料であるオイルの流量を制御しています。なお、同アクチュエータは、ボール弁、ゲート弁、グローブ弁、バタフライ弁を操作しています。
お客様は、韓国国内での同様のロトルクプロジェクトに感銘を受けられました。また、お客様が所有する既存プラントでは500台を超えるAレンジとIQアクチュエータが設置されています。IQアクチュエータは安定した動作と、現場操作が可能であることから、このような重要な石油化学プラントで使用されたのです。また、お客様は、IQアクチュエータを選択したことで、ケーブル、取り付け及び試運転調整のコストを下げることができた、と強調して仰っていました。
ロトルクマスターステーションは、フロー制御資産の監視及び制御の中核を担っています。マスターステーションは、パックスキャンネットワークループの制御インターフェースであり、3つの別々のフィールドネットワークの最大240台のアクチュエータを操作することが可能です。アクチュエータは、パックスキャンネットワーク(ロトルクを代表するバスシステム)によって繋がっており、制御ルームに設置したロトルクマスターステーション(独立した2つのループネットワークを制御)が接続を中継しています。
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