Huge hydro-electric power plant, creating clean and renewable energy, supported by Rotork actuators
ロトルクは、国連のSDGsの第7目標「Affordable and clean energy(エネルギーをみんなに、そしてクリーンに)」及び、自社の企業理念「keeping the world flowing for future generations(次世代のために、世界にフロー制御を提供し続ける)」を支持しています。
ロトルクが、中国にある大規模水力発電所に電動アクチュエータを提供することとなりました。この巨大なBaihetan水力発電所は、Jinsha川(長江の上流部分)のダム群のカスケードの一部です。この水力発電所は、Jinsha川の下流域にある水力発電所カスケードの2番目にあたり、上方はWudongde水力発電所に、下方はXiluodu水力発電所に繋がっています。
Baihetan水力発電所は、China Three Gorges Corporation ( CTG: 中国长江三峡集团公司) の投資によって、2014年に建設を開始した発電所であり、2021年6月にユニットの一部の運転を開始しました。なお、2022年6月には全ユニットの運転を開始する予定です。
Baihetan水力発電所の設備容量は1600万KWです。Baihetan水力発電所は、再生可能エネルギーの提供元として、持続可能な方法で世界にエネルギーを提供するという重量な役割を果たしており、国連のSDGsの第7目標「ensure access to affordable, reliable, sustainable and modern energy for all(全ての人々に対して、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する)」を満たしています。
Baihetan水力発電所のボール弁を操作するため、100台を超えるロトルクのIQ3アクチュエータが設置されました。IQ3アクチュエータは、発電所内の水供給システム、排水システム、エア圧縮システム及びその他補助システムの駆動を担当しています。電動アクチュエータが選ばれた理由の一つには、既存の電源ケーブルへのアクセスが容易であるため、アクチュエータの動力源が安価であるという点があります。さらに、設置スペースが限られていること、中核となるコンプレッサを現場に配置することができないことから、電動アクチュエータは論理的な選択肢だったのです。
IQアクチュエータは、Baihetan水力発電所のような現場に最適です。IQは信頼性が高く、堅牢かつ効率的であり、性能を判断する手がかりとなるデータの履歴を保存することも可能です。また、電源断時でも引き続き開度の追跡が可能です。
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