EDF Energyが、ロトルクのIQ3アクチュエータを原子力発電所のバランスオブプラントに設置することを承認

20/10/2015


EDF Energyが、ロトルクのIQ3アクチュエータを原子力発電所のバランスオブプラントに設置することを承認

詳細な中程度完全性評価(MIG)の実施後、EDF Energy社は、ロトルクのIQ3(非貫通インテリジェントバルブアクチュエータ)を自社原子力発電所内のバランスオブプラント(BOP)に使用することを承認しました。EDF Energyは、英国国内の8基を含め(英国国内には、2拠点に4基の原子炉を増設を検討)、世界中で原子力発電所を運転しています。

バランスオブプラントの区域には、一般的に、タービンホールや、水処理・冷却システム等も収容されています。ロトルクのIQ3アクチュエータが採用されて、これら区域のバルブ及びダンパーの操作機能が向上しました。IQ3では、赤外線通信を利用して設定やデータ転送を行うため、アクチュエータの現場配線後の試運転調整時には電気部カバーを取り外す必要がありません。そのため、アクチュエータ内部部品の密封性は、アクチュエータの工場出荷時から恒久的に維持されます。ロトルクでは、約50年前からダブルシール構造の筐体を標準採用してきましたが、本特長により、このような従来のダブルシール構造の設計力が向上しました。

高度な動作データ記録機能もまた、IQ3の標準機能の1つであり、IQ3のデータロガーから様々な診断情報を取得して、予防メンテナンスや資産管理に活用することが可能です。本機能は、旧式の発電所を含め、多くの産業で幅広く採用されており、EDFと Energyにおいても、既存・新設を問わず、原子力発電所の長寿命化計画をサポートしています。

EDF Energyと連携して完全性評価を行った英国ロトルクのセールスエンジニアは、次のようにコメントしています。「

我々は、EDF EnergyにIQ3の提案を行い、MIG評価に快く参加しました。その報告書自体が、設計、品質、製品試験のエクセレンス(卓越性)を追求した我々の取り組みを把握し、反映したものです」

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