脱塩プラントのバルブを制御することにより、バルセロナに飲料水を供給
- 部門: 水道
- カテゴリー: 電動アクチュエータ , 制御ネットワーク
- 製品: IQ - Standard, IQT - Part-Turn, Pakscan
概要
スペインの脱塩プラントのバルブを制御するため、IQ及びIQTアクチュエータを設置しました。同プラントでは、革新的な海水逆浸透膜技術を利用して、1日あたり200,000 m³(約450万人分)の飲用水を生成しています。
概要
Llobregat脱塩プラントは、欧州最大の逆浸透(RO)型脱塩プラントです。ROプロセスでは半透膜を利用して、水からイオン、分子、粒子を分離し、飲料水を生成・供給しています。
チャレンジ
同プラントの設計担当業者は、海水及び処理水の流量制御を行うため、(制御バス技術を搭載した)バルブ制御パッケージを指定しました。このバルブ制御パッケージは2009年のプラントの立ち上げに必要でした。
ソリューション
400台を超えるIQ及びIQTアクチュエータが設置されました。ホットスタンバイ仕様のパックスキャンP3マスターステーション8台がこれらアクチュエータの制御を行い、安全な2線式ループ上の各アクチュエータ(現場のPLCにより制御)に直接的なインターフェースを提供します。
詳細情報
顧客側のメリット
逆浸透膜による脱塩では、(淡水と比較して)大量の海水を使用するため、人間用の飲料水に最適です。バルセロナの市民は、今では、このような革新技術のメリットを享受しています。
IQアクチュエータはIP66または68の防水仕様であり、本アプリケーションで信頼性の高い連続作動を実現するには必要不可欠です。
IQの駆動技術とパックスキャンP3の2線式制御を組みわせることで、1つのネットワークに最大240台のアクチュエータを組み込み、20Kmの長距離通信が可能であるため、ケーブルコストやエンジニアリングコストを削減し、情報フローの向上に直結します。
ロトルクが選ばれたその他の理由として、専門のサービスエンジニア7人によるサービス対応であったことが挙げられます。
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