ロトルクがルーマニアのガスプラントにおける脱水作業に全電動ソリューションを提供
- 部門: 石油&ガス - 中流(輸送)
- カテゴリー: 電動アクチュエータ
- 製品: IQT - Part-Turn, CVL, CVQ
概要
ロトルクアクチュエータにより、ルーマニアのトランシルヴァニア地方にある脱水プラント7基のガス脱水ユニットのバルブを電動化しました。
概要
ルーマニア最大の天然ガス生産者であるRomgaz社は、同国消費量の約40%にあたる天然ガスを生産しています。脱水プラントでは、下流の処理トラブル(凍結、腐食、水和物の形成など)を防止するため、トリエチレングリコールを用いて天然ガスから水分を除去しています。
チャレンジ
仕様上、空気式の計器や圧縮機を使用することができないため、必然的に、危険場所での遮断時及び調整弁には、防爆型電動アクチュエータを使用する必要がありました。
ソリューション
ロトルクは、ATEX認証IQT遮断用バルブアクチュエータとCVA調整弁用アクチュエータを提供しました。脱水ユニットの電源は、主電源と補助電源(30kVAのUPS及び45kVAの天然ガス発電機)から成る3階層フェイルセーフシステムから確保します。
集中制御は、各プラントに隣接する制御ルーム内のCitect SCADAシステム及びABB plcにより行います。加えて、各プラント内にはミミックパネル及びこれらシステムと同一のグラフィカルインターフェースを備えたEex-e認証PCがあるため、制御ルームだけでなく、現場でシステムを制御することも可能です。
詳細情報
顧客側のメリット
本段階は、天然ガスの輸送における重要な段階でした。ロトルクアクチュエータを設置した現場では、精密且つ正確な制御が行われています。
CVAアクチュエータは電動アクチュエータであるため、同アクチュエータを設置したことにより、空気式アクチュエータのような複雑さや高額な費用を負担することなく、高精度且つ応答性の高い方法で調整弁を自動化することができました。なお、IQもまた電動アクチュエータです。
両アクチュエータとも本質的安全構造で、カバーを取り外すことなく設定や構成が可能です。
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