CVAアクチュエータがオーストラリアの炭層のガス除去に重要機能を提供
- 部門: 商用車&鉄道
- カテゴリー: 電動アクチュエータ
- 製品: CVL, CVQ
概要
オーストラリアの石炭鉱業の重要なフロー制御アプリケーションに使用するアクチュエータとして、ロトルクのCVAフェイルセーフ電動プロセスバルブアクチュエータが選定されました。
概要
Salcan Process Technology社は、炭鉱のガス抜き用のウェルヘッドスキッドを設計しており、採掘作業開始前に、このウェルヘッドスキッドにより、地下の炭層からメタンなどの可燃ガスを除去しています。
チャレンジ
炭層内の背圧を維持しながらガスの流量を制御するには、アクチュエータを取り付けた調整弁を設置する必要がありました。作業時は、炭層を保護した状態で(炭層の)背圧を減圧しますので、最大量のガスを除去することが可能です。炭鉱では、このような措置をとることは、地下爆発のリスクを減らす上で非常に重要であり、ガス生産者にとっても生産量を最大化する上で非常に重要です。
ソリューション
ロトルクCVAアクチュエータは、ガスの流量を制御し、圧力を下げ、そして最大量のガス抜きを可能にするために設置されたものです。
クイーンズランドのLNG(液化天然ガス)プロジェクトでは、数千もの辺境の現場で、同様の用途でCVAアクチュエータが使用されました。ロトルクでは、このような実績が考慮されて、本プロジェクトの受注に至ったものと考えています。
詳細情報
顧客側のメリット
CVAアクチュエータは、石炭採掘作業の安全性を確保する上で重要な役割を担っており、可燃ガス除去用のスキッドに使用されています。
フェイルセーフ電動ポジショナパッケージにより、オペレータがバルブ周辺の危険箇所に立ち入ってセットアップや診断を行う必要がなくなりました。
CVAアクチュエータは防爆仕様であり、繰り返し性の高い連続モジュレーティング制御を提供します。また、フェイルセーフ動作(オプション)の設定も可能です。
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